沙羅からのお便り 2014年2月18日

時間が駆け足で過ぎて往きます。

齢を重ねて、もっと穏やかに豊かな時間を過ごしているつもりでしたのに思いのままにはいきません。
心も体もやっと元気を取り戻して春を迎えられそうです。

先日、我が夫の許にバレンタインのチョコレートと一緒に三人の孫たちの写真が送られてきました。やさしい光の中、公園の遊具で遊ぶはじけるような笑顔!息子一家の暮らしぶりに心が和む嬉しい一枚の写真でした。
反面ふと思いました。愛され守られて元気に育って行く筈の幼子たちの受難が報道され続ける社会はどこかで狂っている。
女性を子を産む機械のように言った政治家がいました。年金制度が成り立たないから少子化が問題になる。育児手当、保育所の受け入れ体制・・・どんなに笛を吹いても女たちは踊らない・・・
私たちは何時のころからか自分以外の人を愛する心をなくしてしまったのかもしれません。
受難の子たちを育てているミュージシャンがいます。彼女の奏でる音色は優しさと強さと悲しみとに満ちて人々を魅了しています。
彼女の明るい笑顔をおもいうかべながら「私にできることがあるのかしら」の問いかけをしています。

沙羅に新しいドラムセットが入りました。

新しい音楽ミュージシャンとの出会いも楽しみです。

沙羅 店主