沙羅からのお便り 2015年1月2日

沙羅はおかげさまで開店27年目を迎えました。なんという長い月日が経ったことでしょう!
お客さまにも、ミュージシャン、私にも、それぞれの歴史が刻まれてきました。
最近は夜のステージにお出かけくださるお客様が少なくなり「沙羅の若返りに努力をしなければ」のご意見をいただくことがあります。私も同感なのですが、心の深いところで、長い間沙羅でお過ごしいただいたお客様とともにシャンソン、カンツォーネを聴きながら、ず~っと楽しい時を重ねていけたらこの上ない幸せと考えているようにも思います。

年を重ねて、ひとりで沙羅の実務を続けることが少し重く感じられるようになり、後継者もおりませんので、一昨年秋からシャンソニエとしての運営方針を変更し、レンタルホールとしてご利用いただけるようにいたしました。
クラシック、ジャズ、ラテン、邦楽、そしてベリーダンス、マジックショウなど、昨年末には連日、ジャンルを問わず多くの方々が関わって下さるようになりうれしいかぎりです。

お二人の実力派ピアニストが試弾して下さり《名器》と選んでくださいましたので、ピアノを入れ替えました。。ディアパソン(G3)です。ピアニストさんが楽しそうに弾いてくださるのを見ているのも嬉しい感じです。

歌うことに情熱的な皆様の元気と、若い方々のエネルギーに励ましていただきながら、これからも音楽との関わりを大切にしていきたいと思っています。

ぜひぜひお出かけくださいませ。

 

沙羅 店主